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FXトレード勝利の羅針盤?今週のコラムと視点?

トレードと凡事のお話 その226 (仮想通貨のお話)

   投稿日 :17年 01月 22日 16:52

        

120日にトランプ第45代米大統領が誕生しました。

そして、TPP離脱やNAFTA再交渉などが発表されました。







●今週(123日から127)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが101.48で始まり、軟調傾向で推移して


100.23へ下落した後に100.69で週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルで2.465%に上昇しました。


NYダウは週間58.48ドル下落、19827.25ドルで週の取引を終える。


 


 


<ドル円>


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは115.00の「00」ポイント


を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合20日の高値115.39


さらに上昇した場合19日の高値115.62、ここを上抜けた場合116.00


の「00」ポイント、さらに上昇した場合11日の高値116.87、ここを


上抜けた場合は117.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9


の高値117.53を巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合、まずは20日の安値114.21を巡る攻防が注目さ


れます。ここを下抜けた場合は114.00の「00」ポイント、さらに下落


した場合は12日の安値113.75から16日の安値113.63、ここを下抜


けた場合は113.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は17日の


安値112.57、ここを下抜けた場合は20161130日の安値112.06


から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合1128日の安値


111.36を巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標では、24日の米中古住宅販売件数とリッ


チモンド連銀製造業指数、25日の日通関ベース貿易収支、26日の米新


規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数と米景気先行指標総合指数


27日の日全国消費者物価指数と米第4四半期GDP速報と米耐久財受


注と米第4四半期個人消費速報と米第4四半期GDPデフレータ速報と


米第4四半期コアPCEデフレータ速報とミシガン大学消費者信頼感指


数確報、などが注目されます。


 


 


先週のドル円 (概況) は、週初16日に114.34レベルで始まり揉み合


いを経た後に日経平均の軟調や米10年債利回りの低下を背景に18


のオセアニア時間にかけて週安値となる112.57へ下落しましたが、


その後、切り返して、NY時間終盤でのイエレンFRB議長の「2019


末まで政策金利を年23回のペースで引き上げるとの見通しをFRB


内で概ね共有している、政策金利が長期の中立金利見通しである3%に


近づく見通し」などの発言および米10年債利回りの上昇を背景に堅調


に推移して、19日のNY時間後半に週高値となる115.62へ上昇する展


開になりました。その後、米財務長官に就任予定のムニューチン氏の


米上院財務委員会での「ドルは非常に強い」との発言および「ドルの


長期的な強さは重要。」などの発言に揺れて揉み合いになりましたが、


20日のトランプ第45代米大統領の就任で米国第一主義への政策転換


において全ての区分で税率引き下げ計画が示されるとともに通商政策


TPPからの離脱やNAFTA再交渉を表明するなど保護貿易を示した


ことを背景に114.21へ反落して114.58レベルで週の取引を終えました。


 


さて、トランプ米大統領は演説で「道路を、高速道路を、橋を、空港


を、トンネルを、鉄道を、全米に建設していく。」ことを示しましたが


どの程度の規模で実施するのかは明示していなく、今後、具体的政策


がいつ打ち出されるのか注目されます。


そして、経済紙の見出しにあるように「混沌の幕開け」で、トランプ


大統領への期待があるとともに、自由貿易は視界不良となってTPP


NAFTAのみならず世界の貿易にかかわるメガ協定が総崩れになる危機


をはらんでいて場合によってはリスク回避の動きとなる可能性もあり


ますので今後の市場動向が注目されます。


今週は27日の米第4四半期GDP速報が注目の焦点になりますが、米


10年債利回りの動向にも注視しながらリスク管理をしっかりしてトレ


ードに臨んでいきたいものです。


 


 


<ユーロドル>


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.0719


を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5日の高値1.0796


から1.0800の「00」ポイント、さらに上昇した場合8日高値1.0874


ここを上抜けた場合は1.0900の「00」ポイントを巡る攻防が注目され


ます。


一方、下落した場合は、まずは20日の安値1.0625を巡る攻防が注目


されます。ここを下抜けた場合1.0600の「00」ポイント、さらに下落


した場合は19日の安値1.0589から16日の安値1.0579、ここを下抜


けた場合9日の安値1.0511から1.0500の「00」ポイントを巡る攻防


が注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標及び要人発言では、23日のドラギ


ECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、24日の独・欧の製造業PMI


速報と独・欧のサービス業PMI速報、25日の独IFO景況感指数、


などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、24日の米中古住宅販


売件数とリッチモンド連銀製造業指数、26日の米新規失業保険申請件


数と米新築住宅販売件数と米景気先行指標総合指数27日の米第4四半


GDP速報と米耐久財受注と米第4四半期個人消費速報と米第4四半


GDPデフレータ速報と米第4四半期コアPCEデフレータ速報と米


ミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


 


 


先週のユーロドル (概況) は、週初16日に1.0606レベルで始まり


ロンドン時間に週安値となる1.0579へ下落しましたが、その後、切り


返して、揉み合いを経た後に米10年債利回りの低下も背景に17日の


ロンドン時間に週高値となる1.0719へ上昇する展開になりました。


その後、揉み合いを経て、18日のNY時間終盤でのイエレンFRB議長


の「2019年末まで政策金利を年23回のペースで引き上げるとの見


通しをFRB内で概ね共有している、政策金利が長期の中立金利見通し


である3%に近づく見通し」などの発言および米10年債利回りの上昇


を背景に19日の東京時間序盤に1.0622へ反落しましたが、その後に


1.06台後半へ戻してドラギECB総裁の会見を迎えました。ドラギECB


総裁の会見では「景気見通しのリスクは依然下向き。基調インフレに


は確たる上昇トレンドみられない。大規模な刺激策の水準は依然とし


て必要に。ECBは刺激策の縮小について議論しなかった。今回の決定


は全会一致、前回12月の決定を反映。」などが示されて1.0589へ下落


する展開になりました。その後、NY時間後半から切り返して、20


の東京時間に1.0693へ反発しましたが、その後、1.0625へ反落して


トランプ第45代米大統領の就任式を迎えました。その後、トランプ新


米大統領による通商政策の発表を背景にドル売り動意となって.0709


上昇した後に1.0700レベルで週の取引を終えました。


 


さて、19日にECB金融政策の発表とドラギ総裁の会見のイベントを終


えたユーロドルですが、ドル売りも背景に先週は1.07台へ上昇して引


けました。今週は23日のドラギECB総裁の発言と欧消費者信頼感速


報、24日の独・欧のPMI速報などが注目されますが、対ドル通貨ペア


としてトランプ米大統領就任後の米ドル主導の相場展開となる可能性


もありそうです。また、24日には英最高裁のEU離脱の英議会承認を


巡る判断が下されますが、ポンドの動向も注目されます。


 


 


 


 


■トレードと凡事のお話 その226


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第二百二十六話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。ついにトランプ米新大統領が誕生したが、


 米国では100以上ものデモがあったそうだな...。』


 


 


「ふむ。そうであったのう...。溜口剛太郎殿。


 トランプ米大統領が誕生したが、就任式の会場に集まった人出は


 20091月のオバマ大統領の就任式の時の約半分だったそうで...


 就任当初の支持率が40%、そして不支持率が52%ということも


 前代未聞であったのう...。」


 


 


『そして、さっそく米国第一主義を示すとともに、通商政策で


 TPPからの離脱やNAFTA再交渉を表明したが...


 それほど大きな動きにはならなかったけれども、


 米ドルが下落したよな...。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。世界の貿易にかかわるメガ協定が総崩れになる危機を


 はらんでいることが嫌気されたのだと思われるが...、


 経済紙の見出しにあるように、まさに『混沌の幕開け』で、


 トランプ新米大統領の政策への市場評価が下されるのは


 まだこれからということになろうのう...。」


 


 


『ハネムーン期間というものも一応はあるだろうからな...。


 さてところで...、ジイさん。今日は何のお話だい?』


 


 


「ふむ...。今日は『仮想通貨(暗号通貨)』について、


 お話をさせてもらうとしようかのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『「仮想通貨(暗号通貨)」っていうとビットコインなんかのことかい?


 まぁ、よろしい聞いてやろうじゃないか...。』


 


 


「仮想通貨は三菱東京UFJ銀行もその発行を予定していて、


 http://www.asahi.com/articles/ASJ69566CJ69UHBI00V.html


 2017年は仮想通貨(暗号通貨)元年とも言われておるが...


 現在、仮想通貨(暗号通貨)は、シェア85%のビットコインが


 その基軸通貨の地位にあるといってもよかろう...。」


 


 


『最近、たしかにビットコインの話はよく聞くようになったよな...。』


 


 


「ふむ。ビットコインについてはBingの検索サイトで


 『ビットコイン動画の動画』という変なキーワードで検索すると


 たくさんの動画が視聴できて、その知見を得ることができるが...、


 その入門編としては、少し古いが2014年収録の池上彰さん解説の


 https://youtu.be/MACC_Q43Oio  など(16)や


 https://youtu.be/Ey1lkWZEnrs などがよかろう...。」


 


 


『あははっ。2014年の動画を2017年の未来人として観ると、


 なんか面白いよなぁ...。マウントゴックス事件も


 そこの社長自身が犯人だったようだし...、


 そして、2014年に42,000円だった1ビットコインは


 その未来の2017年現在は10万円を超えているんだからな...。』


 


 


「ふむ...。ビットコインは発行総量が2100万ビットコインまでと


 決まっていて、需要の関係で価格が変動するものなのじゃのう...。


 https://bitflyer.jp/bitcoin-chart


 1D(日足)にすると上昇トレンドであることが確認できよう...


 そして、 http://ビットコイン.pw/articles/PgRHn


 (日本語の入ったこのままコピーしてURL欄にペースト)


 http://renkinweb.blogspot.jp/2016/04/6.html


 などでビットコインのいろいろな知見を得ることができよう...。


 また、Bit bank というキーワードで検索すると


 日平均600Pips以上の変動幅のビットコインを


 FXトレードできるところもあるようで...、日本のFX業界にも


 やがてビットコインFXが普及する日が来るやもしれぬのう...。」


 


 


『日本のような先進国では、銀行に口座を持っていない人は


 幼児を除いて、さすがにほとんどいないと思うけど...、


 後進国では銀行に口座を持っている人のほうが少ないというから、


 今後、送金などでも仮想通貨(暗号通貨)の需要は


 高まっていきそうだよな...。悪い組織なんかも利用しそうだし...。』


 


 


「現在、ビットコインはほとんど手数料なしで送金できる、


 だけではなく、瞬間的に移動できて、送金のみならず、


 ビットコインで買い物や飲食ができるようになってきていて、


 デビッド・カードとの連携も始まっていて、


 日本円への両替ができるATMまで徐々に普及してきていることで


 ますますビットコインは普及が加速していくのではなかろうか...。


 また、やがて近い将来に仮想通貨(暗号通貨)がアマゾンなど


 大手リテール販売でも使える日が来るやもしれぬのう...。」


 


 


『株式の購入でも、もしもビットコインで投資できるようになったら


 外国勢も為替ヘッジしなくてもよくなる時代になるよな...。』


 


 


「ふむ...。もしかすると、やがて未来に仮想通貨(暗号通貨)


 世界通貨となる日が来るのかもしれぬのう...。溜口剛太郎殿。』


 


 


『ところで、最近、ポスト・ビットコインを目指して、


 いろいろ新たな仮想通貨(暗号通貨)の話を聞くけど、


 どうなんだろうね...。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。問題は、ビットコインのように


 実社会でほんとうに買い物や飲食ができるようになれるのか。


 ATMまで普及するようになるのか...。ということではなかろうか。


 そうなれないのであれば、それは『おもちゃのお金』であり、


 つまり...、実社会で通貨として実際に使えるようになるのか、


 ということが大切なキーポイントになろう...。


 プレ・セールを何弾も行い、市場取引前に2倍以上になったように


 見せかけているものなどは、市場取引開始と同時に暴落する


 場合もあるようで、注意が必要であろう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『振興の仮想通貨(暗号通貨)の中にはインターネットの


 藻屑となるものもあるというわけか...。』


 


 


「ただ...、全ての振興の仮想通貨(暗号通貨)


 そうなるというわけではなく...、


 VISAJCBなどクレジット・カードの普及のときように、


 未来に大手リテール販売でビットコインのみならず、


 何種類かの仮想通貨(暗号通貨)が使われる日も


 来るのやもしれぬのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『ふーん。なんかイメージできる気もするよな...。』


 


 


「日本でも2016年に成立した新資金決済法の関連で


 仮想通貨法(仮称)が検討されていると聞くが...


 仮想通貨(暗号通貨)での取引やその利得が租税を免れやすいことで


 想像ではあるが...、もしかすると、少し未来にgoogleなど


 大手のIT会社と主要各国政府もしくは中銀がタッグを組んで


 税務当局が取引を管理しやすい仕組みの仮想通貨(暗号通貨)を作り


 たとえば、G7コインなどとして、主要各国政府お墨付きの


 仮想通貨(暗号通貨)などが出現する可能性もあるやもしれぬのう。」


 


 


『あははっ。ジイさんも想像がたくましいというか。


 妄想がたくましいな...。でも、未来にはあり得る話かもな...。』


 


 


「ともあれ、そう遠くない将来に仮想通貨(暗号通貨)


 世界通貨となる日が来る可能性は否定できないのではあるまいか。」


 


 


『てもさぁ、そうなったら、各国の通貨を交換するという


 為替取引がなくなったりするんじゃないのかなぁ...。』


 


 


「数百年後は判らぬが...、おそらくそうはならぬであろう...。


 インターネットの電子化が普及しても紙媒体としての


 書籍や郵便物がなくならないように...、各国の通貨取引と


 仮想通貨(暗号通貨)とは併存していくことであろう...。」


 


 


2017年は仮想通貨(暗号通貨)が世界通貨へとなりゆく


 その元年になるのかもしれないな...。』


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週。





        

トレードと凡事のお話 その225

   投稿日 :17年 01月 15日 16:37

        

今週は20()に行われるトランプ氏の

45代米大統領就任式での演説が注目の焦点になりますね。







●今週(116日から120)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが102.21で始まり11日に102.96へ上昇し


ましたが、その後、軟調に推移して101.17で週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルで2.398%に低下しました。


NYダウは週間78.07ドル下落、19885.73ドルで週の取引を終える。


 


 


<ドル円>


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは115.00の「00」ポイント


を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日の高値115.44


さらに上昇した場合は116.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合


10日の高値116.34、さらに上昇した場合は5日のロンドン時間の戻り


高値116.79から11日の高値116.87、ここを上抜けた場合は117.00


の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9日の高値117.53を巡る攻


防が注目されます。


一方、下落した場合、まずは13日の安値114.17を巡る攻防が注目さ


れます。ここを下抜けた場合は114.00の「00」ポイント、さらに下落


した場合は12日の安値113.75、ここを下抜けた場合128日の安値


113.13から113.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は12


5日の安値112.88、ここを下抜けた場合は112.00の「00」ポイント、


さらに下落した場合は1129日の安値11.67、ここを下抜けた場合


1128日の安値111.36を巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、16日の日機械受注


17日のNY連銀製造業景況指数、18日の米消費者物価指数と米鉱工業


生産と米NAHB住宅市場指数とイエレンFRB議長の発言と対米証券投


資、19日の米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデルフィア連銀


製造業指数と米新規失業保険申請件数、20日のイエレンFRB議長の発


言と中国第4四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とトラン


プ氏の第45代米大統領就任式での演説、などが注目されます。


 


 


先週のドル円 (概況) は、週初9日に117.02レベルで始まり週高値と


なる117.53へ上昇しましたが、その後、反落して10日の東京時間に


115.19へ下落する展開になりました。その後、反発して116円を挟む


揉み合いになり11日のNY時間に116.87へ戻しましたが、トランプ


次期米大統領の会見で具体的な経済政策が示されなかったことで反落


して、米10年債利回りの低下を背景に軟調に推移して12日のロンド


ン時間に週安値となる113.75へ下落する展開になりました。その後、


揉み合いながらも切り返して、13日のNY時間に115.44へ戻した後に


再び反落して114円台半ばで週の取引を終えました。


 


今年のドル円は3日に118.60の高値を付けた後に5日に115.07へと


下落して、先週は9日に117.53へ戻しましたが、その後、再び反落し


て、昨年12月のFOMC直前の安値も割り込み、高値も切り下げる相


場展開になりました。


今週の最大のイベントは週末20日のトランプ氏の第45代米大統領就


任式での演説になりますが、11日の記者会見での暴言王再来的な発言


をいぶかる声がある一方、就任式では周到な原稿を用意して経済政策


への具体的な言及もされるのではないかと期待する見方もあるようで


す。今週後半はボラタイルな相場展開になる可能性がありますので、


リスク管理をしっかりしてトレードに臨みたいものです。


 


 


<ユーロドル>


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは12日の高値1.0684


を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合1.0700、さらに上昇


した場合は125日の高値1.0796から1.0800の「00」ポイント、


ここを上抜けた場合は128日の高値1.0874、さらに上昇した場合


1.0900の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合、まずは1.0600の「00」ポイントから13日安値


1.0596を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値


1.0511から1.0500の「00」ポイント、さらに下落した場合は12日の


安値1.0454、ここを下抜けた場合は1.0400の「00」ポイントを巡る


攻防が注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、17日の独・欧


ZEW景気期待指数、18日の独・欧消費者物価指数確報、19日のECB


金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見、などが注目されますが、


対ドル通貨ペアとして、17日のNY連銀製造業景況指数、18日の米消


費者物価指数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数とイエレンFRB


議長の発言と対米証券投資、19日の米住宅着工件数と米建設許可件数


とフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数、20


のイエレンFRB議長の発言と中国第4四半期GDPと中国鉱工業生産


と中国小売売上高とトランプ氏の第45代米大統領就任式での演説、


などが注目されます。


 


 


先週のユーロドルは、週初9日に1.0529レベルで始まり揉み合いを経


た後に10日の東京時間に1.0626へ上昇しましたが、その後、反落し


11日のNY時間に週安値となる1.0453へ下落する展開になりまし


た。その後、トランプ次期米大統領の会見で具体的な経済政策が示さ


れなかったことによるドル売りに反発して、米10年債利回りの低下を


背景に堅調に推移して12日のNY時間序盤に週高値となる1.0684


上昇する展開になりました。その後、揉み合いながらも反落して13


の東京時間に1.0603へ下落しましたが、その後、再び反発してNY


間に1.0665へ上昇した後に一時1.06台を割り込む上下動の揉み合い


となって1.0639レベルで週の取引を終えました。


 


今年のユーロドルは3日に1.0340へ下落した後に長めの下ヒゲを示現


して切り返して、11日のNY時間に1.0453へ反落するも先週末にかけ


1.06台を回復する相場展開になりました。


今週のユーロドルにかかわるイベントは19日のECB金融政策発表と


ドラギECB総裁の定例会見になりますが、ユーロ圏のCPIが前年比で


1.1%に上昇しているも大きな政策変更はないとの観測が多いようで


す。そして、対ドル通貨ペアとして週末20日のトランプ氏の第45


米大統領就任式での演説が注目されますが、今週後半はドル円と同様


にボラタイルな相場展開になる可能性がありますので、リスク管理を


しっかりしてトレードに臨みたいものです。


 


 


 


 


■トレードと凡事のお話 その225


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第二百二十五話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。先週11日のトランプ次期米大統領の会見では


 何らか具体的な経済政策への言及を期待する向きがあったけど...、


 それどころか、対ロ対中の外交にしこりとなりそうな発言をする


 だけではなく、CNNに対して「黙れ。ニセニュース」と罵るなど、


 米大統領当選後の初会見らしからぬ異様な内容だったよな...。』


 


 


「ふむ。そうであったのう...。溜口剛太郎殿。


 原稿を用意していない様子で準備不足もあったと思われるが...、


 次期米大統領としての品格があまり感じられぬ、


 米大統領選挙当時さながらの暴言王再びという印象じゃったのう。」


 


 


『米国を1つの会社に見立てるなら、独裁ワンマン社長の誕生、


 というイメージで、11日のトランプ次期米大統領の会見後は


 市場では米10年債利回りも低下して失望のドル売りとなったけど、


 20日の第45代米大統領就任式での演説はどうなるんだろうな...。』


 


 


「ふむ...。暴言王再来的な発言をいぶかる声がある一方...、


 就任式では周到な原稿を用意して経済政策への具体的な言及も


 されるのではないかと期待する見方もあるようじゃのう...。


 オバマ米大統領の就任式ではドル円は下落した記憶があるが、


 ともあれ20日は良くも悪くも米ドルが大きく動くことじゃろう。」


 


 


『切り札のエースが切られるのか、ジョーカーが切られるのか...、


 20日の大統領就任式でもまさにトランプ相場として、


 上げるにしても下げるにしてもボラタイルな相場になりそうだな。


 さてところで...、ジイさん。今日は何のお話だい?』


 


 


「ふむ...。11日のトランプ次期米大統領の会見では


 CNNがトランプ氏に「黙れ。ニセニュース」と罵られたがのう。


 今日はそれにちなんでというわけではないが...、


 オックスフォード英語辞典の2016ワード・オブ・ザ・イヤー


 にもなった『Post-truth』のお話でもさせてもらおうかのう。」


 


 


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか...。』


 


 


「『Post-truth』とは、なかなか日本語に訳しづらい単語で...


 オックスフォード辞典自体は、「世論形成に於いて、客観的事実より


 感情や個人的な信念に訴えることの方がより影響力を持つ状況」


 と定義しているが...、「ポスト真実」とも言われることがあり、


 意訳(異訳)か「事実が関係ない」とさえ言われることもあってのう。


 英国のEU離脱や米大統領選挙などがまさに『Post-truth』という


 ワケじゃったのじゃのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『うん。トランプ次期大統領の誕生も、米国の低所得者層と言われる


 不満を抱えた人々の感情へ強く訴えて、期待を取り得たことが


 大きな勝因だっただろうからな...。ジイさん。』


 


 


「トランプ次期大統領は、ツイッターで自動車産業などに恫喝政策を


 していると言われておるが...、その強権的なやり方に批判もあり、


 また、その反グローバリズムの保護主義が巡り巡って米国にツケが


 回ることになるやもしれぬが...、人々に訴えたことを実行しようと


 『Make America Great Again』を旗印に米国内産業を活性化させて


 確かに米国内雇用を促進しようとしておるようではあるがのう...。」


 


 


『で...、「Post-truth」をテーマに何が言いたいというんだい?』


 


 


「ふむ...。我々は怒涛のように押し寄せる情報の海にいて


 その中において真実を見分けるのが大変なだけではなく...、


 感情をも揺さぶられ操作されてしまう時代に生きていかざるを


 得ないという状況ゆえ、現代は『情報を取捨する眼力』が


 より大切になってきているのではなかろうか...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『まぁな...。トレードでも情報が多いほど良いとは限らず、


 あまりに情報が多いとその真偽の判別が大変なだけではなく


 むしろ逆に迷いを生じたりする場合もあるよな...。』


 


 


「情報が変なバイアスを生じさせてチャートを観る目を曇らせて


 本来、最も重要な情報であるべきチャートの示す状況が、


 いつのまにやら2の次となって、知らず知らずに予想主導で


 トレードしてしまうようになってしまう場合もあるもで、


 迷いを晴らすためにも、チャートに示される事実を主導とした


 シンプル思考へと回帰すべき時なのではなかろうか...。」


 


 


『うん。報道によるとあのジョージ・ソロス氏も米大統領選の相場で


 10億ドル(1100億円相当)もの損失を出したというくらいだから...


 情報がバイアスを生じさせてチャートを観る目を曇らせる、


 ということについては、英国のEU離脱や米大統領選挙などが


 大きな教訓になるよな...。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。相場についてあれこれ語る談義は楽しくも、


 我々トレーダーは『価格(プライス)こそが真実』であり、


 『チャートこそが相場の事実を示している』ということを


 常々、忘れずにいたいものじゃのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週。



        

トレードと凡事のお話 その224

   投稿日 :17年 01月 08日 16:32

        

2017新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。







●今週(19日から113)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが102.81で始まり103.81へ上昇した後に


101.30へ反落して102.21で週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルで2.419%に低下しました。


NYダウは週間29.99ドル上昇、19963.80ドルで週の取引を終える。


 


 


<ドル円>


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは14NY時間後半の


戻り高値117.75を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は


118.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は4日の東京時間の揉


み合い上辺118.18、ここを上抜けた場合は3日の高値118.60から


1215日の高値118.66、さらに上昇した場合は119.00の「00」ポイ


ントを巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合、まずは116.00の「00」ポイントを巡る攻防が注


目されます。ここを下抜けた場合は16日ロンドン時間の押し安値


115.76、さらに下落した場合は5日ロンドン時間の押し安値115.58


ここを下抜けた場合は6日の安値115.07から115.00の「00」ポイン


トを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、9日の米LMCI労働


市場情勢指数、10日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、


11日のトランプ次期米大統領の会見、12日の日国際貿易収支と米新規


失業保険申請件数、13日のイエレンFRB議長の発言と中国貿易収支と


米生産者物価指数と米小売売上高と米ミシガン大学消費者信頼感指数


速報、などが注目されます。


 


 


先週のドル円は、年初2日に116.92レベルで始まりトラポノミクスへ


の期待を背景に堅調傾向で推移して3NY時間に発表された米ISM


製造業景況指数が市場予想より強い結果となったことを受けて週高値


となる118.60へ上昇しましたが、その後に反落して、米10年債利回


りの低下を背景に揉み合いながらも軟調傾向で推移して6日のオセア


ニア時間にかけて週安値となる115.07へ下落する展開になりました。


その後、切り返して、米雇用統計の発表でNFPが市場予想を下回った


ことで一時下押すも米平均時給が市場予想を上回り7年半ぶりの高水


準を更新したことや、NYダウが一時19999ドルまで上昇したこと、


およびFEDの要人達の相次ぐタカ派発言などを背景に反発して116.95


レベルで週の取引を終えました。


 


1215日の高値118.6613日の高値118.602つのトップを


形成した後に1229日の安値116.04を割り込み5日に115.07へと


下落して一応ダブルトップとなったドル円ですが、先週後半は3日の


高値と5日の安値の50%戻しあたりまで反発する展開になりました。


 


経済紙によりますと市場観測も「125円台までは下落の余地がある」


と観る向きと、「過剰なドル高は続かない」と観る向きと見解や見通し


は二分しているようで予測が難しい状況にあるようです。


今週は11日のトランプ次期米大統領の会見と13日のイエレンFRB


長の発言および米小売売上高などが特に注目されますが、米10年債利


回りの動向、および13日の米主要銀行の第4四半期決算も注目されま


す。予想や見込みでトレードするのではなくチャートの事実をしっか


り観てトレードしていきたいものです。


 


 


<ユーロドル>


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは16NY時間後


半の戻り高値1.0582から20161230日ロンドン時間の戻り高値


1.0591を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.0600


00」ポイント、さらに上昇した場合は米雇用統計後の高値1.0621


ここを上抜けた場合は1230日の高値1.0654、さらに上昇した場合


1214日の高値1.0670、ここを上抜けた場合は1.0700の「00」ポイ


ント、さらに上昇した場合は127日の高値1.0768を巡る攻防が注


目されます。


一方、下落した場合は、まずは1.0500の「00」ポイントを巡る攻防が


注目されます。ここを下抜けた場合は15日の安値1.0482、さらに


下落した場合は3日のNY時間の戻り高値1.0433、ここを下抜けた場


合は1.0400の「00」ポイント、さらに下落した場合は3日の安値の


1.0340、ここを下抜けた場合は1.0300の「00」ポイントを巡る攻防が


注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、9日の独鉱工業


生産と欧失業率、12日の欧鉱工業生産と欧ECB理事会議事録要旨、


などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、9日の米LMCI労働


市場情勢指数、10日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、


11日のトランプ次期米大統領の会見、12日の米新規失業保険申請件数


13日のイエレンFRB議長の発言と中国貿易収支と米生産者物価指数と


米小売売上高と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ


れます。


 


 


先週のユーロドルは、年初2日に1.0520レベルで始まりドル買い動意


を背景に揉み合いながらも軟調傾向で推移して3NY時間に発表さ


れた米ISM製造業景況指数が市場予想より強い結果となったことを受


けて週安値となる1.0340へ下落しましたが、その後に切り返して、米


10年債利回りの低下を背景とするドル売りに揉み合いながらも堅調傾


向で推移して5日のNY時間後半にかけて1.0615へ上昇する展開にな


りました。その後、1.06を挟む揉み合いを経た後に6日の米雇用統計


の発表でNFPが市場予想を下回ったことで週高値となる1.0621へ上


昇するも米平均時給が市場予想を上回り7年半ぶりの高水準を更新し


たことや、FEDの要人達の相次ぐタカ派発言などを背景するドル買い


に反落して1.0534レベルで週の取引を終えました。


 


15日の高値1.06156日の高値1.06212つのトップを形成し


た後に6日のロンドン時間の押し安値1.0574を割り込んで日足レベル


でも高値を切り下げているユーロドルですが、週足レベルでは2015


3月の安値も一時下抜けるも下ヒゲの長い実体の小さな陽線を示現して


気迷い傾向も観られているようです。


欧州の2017年の政治リスクを考えますと将来的にパリティを目指す可


能性はまだ潰えていないように思われますが、足元は予測が難しい状


況にあるようです。しばらく米ドル主導の相場展開となる可能性があ


りそうで、今週は11日のトランプ次期米大統領の会見と13日のイエ


レンFRB議長の発言および米小売売上高などが特に注目されますが、


10年債利回りの動向も注目されます。チャートの事実をしっかり観


てトレードしていきたいものです。


 


 


 


 


■トレードと凡事のお話 その224


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第二百二十四話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。あけおめ~! 2017年もよろしくな。


 昨年は、まさかの英ブレグジットにまさかの米大統領選挙と


 2羽のブラック・スワンが飛来して相場が大揺れになって、


 ドル円も8年ぶりの変動幅になったけど、


 2017年の相場はどんな展開になるのかねぇ...。』


 


 


2017新年あけましておめでとう! 溜口剛太郎殿。


 さていよいよ2017年の相場も始まったのう...


 本邦の大発会では日経平均が479円の上昇と堅調に始まり、


 そして、6日にはNYダウが一時19999ドルまで上昇するなど、


 株式市場は幸先の良いスタートとなったようじゃ。


 一方、為替相場のドル円は堅調なスタートとなり3NY時間に


 発表された米ISM製造業景況指数が市場予想より強い結果となった


 ことを受けて週高値となる118.60へ上昇するも、その後、失速して


 6日のオセアニア時間にかけて週安値となる115.07へ下落した後に


 米雇用統計でNFPは弱くも米平均時給が7年半ぶりの高水準を更新


 したことや、FEDの要人達の相次ぐタカ派発言などを背景に


 117円近くまで戻すという上下動の相場展開になったのう...。」


 


 


『ドル円の先高観測も根強いようだが、どうなんだろうな...。』


 


 


「ふむ...。『総額1兆ドル規模のインフラ整備を中心とした


 米財政支出の拡大』、『連邦法人税を35%から15%へするなど


 法人及び個人向けの総額4.4兆ドル規模の大型減税』、


 『金融を中心とした規制緩和』など、景気浮揚への期待、


 いわゆるトラポノミクスへの期待は大きいようじゃ。


 そして、これらによる米財政赤字の拡大は米国債の発行で賄われる


 ことから、『米国債価格の下落→米国債利回りの上昇』という構図も


 含めてこれらはドル買い要因となるであろう...。


 また、インフレ期待から昨年12月に続く米利上げ観測も根強く、


 ドット・チャートが2017年に3回の利上げを示唆しているとともに


 6日のFED要人達の相次ぐ発言にタカ派姿勢が観られたことなども


 ドル高を示唆するものであろう...。


 さらに、2018年以降になろうと思われるが、米企業の海外留保資金


 を本国に戻す際の税率を軽減する本国投資法HIAも検討されていて


 これも将来的なドル高要因となることであろうのう...。」


 


 


『あははっ。それだけ聞けばドル買い一辺倒でもよさげな感じだが、


 そう単純ではないんだろうな...。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。そのとおりじゃ。溜口剛太郎殿。


 これらは既に周知されていることであり、昨年の米大統領選後から


 『期待先行で相場に織り込みが既に進んでいる事』、そして、


 『投機によるドル買いはいつか必ず反対売買で手仕舞いされる事』、


 『トランプ次期大統領と米共和党の一部に不協和音があり、


  掲げた政策が全て必ず実行できる(される)とは限らない事』、


 『ドル高による米輸出企業の圧迫や負の影響を和らげるため


  トランプ大統領によるツイッターでのドル高牽制発言の可能性』、


 『欧州政治リスク及びEUが求心力を失う可能性によるリスク回避』


 『資金流出が35兆円超相当にもなり外貨準備も3兆ドル割れ寸前


  となっている中国懸念によるリスク回避の動きの可能性』、など、


 これらは今直ぐどうこうなるものでないとしても、ドル円にとって


 負の材料があることも認識しておくべきではあるまいかのう...。」


 


 


『うーん。いろいろ聞くと何が何だか判らなくなっちまうぜ...。』


 


 


「我々個人トレーダーとして、ファンダメンタルズ的に


 相場を読み解いたり今後の動きを予測する事は簡単なことではなく


 判らないということは、むしろ当たり前なのではあるまいかのう。」


 


 


『えっ? どういうことだよ。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。たとえば、昨年12月のドットチャートでは


 2016年の利上げ見通しが4回であったわけじゃが、


 2016年利上げが年にたった1回となってしまったように...


 FEDの要人達の頭脳を集めてさえも予測が違うこともあるワケで、


 ファンダメンタルズ的に様々な要素を考慮して


 今後の動きを予測することは極めて困難なことなのじゃのう...。」


 


 


『......。』


 


 


「例えを挙げれば切りがないくらいじゃが...、昨年だけでも


 『英国のEU離脱を巡る国民投票では大勢の予想では


  EU残留であったが、その結果はどうなったであろうか。』、


 『米大統領選ではクリントン氏が勝つとの予想が大勢であったが、


  その結果はどうなったであろうか。』、


 『米大統領選でトランプ氏が勝った場合、ドル円は100円割れ必至


  との予想が大勢であったが、その結果はどうなったであろうか。』


 ご存知のように予想は皆ことごとく外れてしもうたワケで...、


 相場に予想で臨むことはそれだけ困難なことなのじゃのう...。」


 


 


『うん...。予想は見聞きしているときは理路整然としていながら、


 その結果の事実としては、確かに見事なまでにハズレたよなぁ...。


 米大統領選でトランプ氏が勝った時、ドル円は100円割れ必至と


 言っていた奴「おい。出てこいや!」って感じだぜ、ったく...。


 100円割れどころか一時118円台まで上昇しちまったんだからな。』


 


 


「あははっ。そう怒るではない...。


 アナリストさん達の予想は変なバイアスを生じさせるから


 見るな聞くなということではなく...、


 こういう見方もあるという勉強としては良いのではなかろうか。


 また、あれこれと相場談義も楽しいものじゃ...。


 ただ、我々個人トレーダーが知り得たことは、その段階で


 既に相場に織れ込まれている場合も多く、


 『そして、ここから』という気持ちで相場に臨むべき、


 なのではあるまいかのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『で...、予想でトレードすることがダメというなら、


 我々個人トレーダーは何を頼りにトレードすればよいのさ...。』


 


 


「ふむ...。貴殿も知っていてあえて聞いていると思うが...、


 『相場のことは相場に聞け』と言われているように、


 相場のことは『チャートに聞くべき』なのではなかろうか...。」


 


 


『チャートだけが相場の真実を語っているということか...。』


 


 


「ふむ...。ただし、上げるだろう(下げるだろう)


 バイアスのかかった目でチャートを観ることなく、


 我々の知り得たことなどは既に織り込まれていて、


 『そして、ここから』という気持ちで事実を素直に見る目を養い、


 チャートの事実についていく心構えが必要なのではあるまいか...。」


 


 


『てなわけで...、申酉騒ぐの酉年も始まったわけだけど、


 今年も何羽かブラック・スワンが飛来するかもしれないよな...。


 上げても下げてもワクワクする相場に期待したいもんだぜ。


 今年もお互いトレードに頑張ろうぜ。ジイさん。』


 


 


「ふむ。今年もともどもにトレードに頑張りたいものじゃ...。


 そしてまた、大いに相場談義をしようではないか。溜口剛太郎殿。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週。



        

トレードと凡事のお話 その223

   投稿日 :16年 12月 25日 18:32

        

本年はたいへんにお世話になりました。

明年、2017年もよろしくお願い致します。







●今週(1226日から1230)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが102.82で始まり103.62へ上昇した後に


102.50へ反落して102.95で週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルで2.537%に低下しました。


NYダウは週間90.4ドル上昇、19933.81ドルで週の取引を終える。


 


 


<ドル円>


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、23日のロンドン時間の戻り高値


117.49を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は22日のNY


時間後半の戻り高値117.69、さらに上昇した場合22日の高値117.87


ここを上抜けた場合は118.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合


20日の高値118.24、ここを上抜けた場合は16日の高値118.42、さら


に上昇した場合は15日の高値118.66を巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合、まずは23日安値117.17から21日安値117.11


を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は117.00の「00」ポ


イント、さらに下落した場合は20日の安値116.55、ここを下抜けた


場合は116.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、26日の日銀金融政


策決定会合議事録と黒田日銀総裁の発言、27日の日全国消費者物価指


数と日失業率と米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と


米リッチモンド連銀製造業指数、28日の日鉱工業生産速報と米中古住


宅販売成約、29日の米新規失業保険申請件数、30日の米シカゴ購買部


協会景気指数、などが注目されます。


 


 


先週のドル円は、週初19日に117.96レベルで始まり軟調傾向で推移


して19日のNY時間に「トルコでロシア大使が銃撃され死亡。」との


報道があるなか地政学的リスクも背景に周瑜脛となる116.54へ下落す


る展開になりました。その後、切り返して、翌20日に日銀が金融政策


を据え置いた後に黒田日銀総裁の定例会見で「景気は緩やかな回復基


調続けている。景気判断を一歩進めた。景気は先行き緩やかな拡大に


転じていく。2%目標に向けてモメンタム維持のために必要な政策調整


を行う。安定的に物価2%超までマネタリーベース拡大方針を継続。


円安、輸入物価を通じて直接物価上昇要因として作用。円安、長期的


に需給や予想物価を通じて間接的に物価に影響も。ETF購入、できる


だけ早期に2%目標達成するため必要。米株、金利上昇が一定の影響


もってくる可能性充分ある。潜在成長率をかなり上回る成長が今後と


も続いていく。為替相場、現在の状況は円安というよりドル高。現在


の円の水準は驚くようなものではない、今年2月と同じ。円安、現時


点で行き過ぎとか弊害あるとの見通しない。海外金利上昇に応じて国


内長期金利が上昇しても良いとは考えず。為替には金利格差も一定の


影響与えるかもしれない。(後略)」などが示されるなか堅調に推移し


てロンドン時間に週高値となる118.24へ上昇する展開になりました。


その後、再び反落して、「イスラム国がベルリン攻撃で犯行声明。」と


の報道もあるなか軟調傾向で推移して翌21日午後9時過ぎに117.11


へ下落する展開になりました。その後、切り返して、米中古住宅販売


件数が市場予想より強い結果となったことを背景に117.87へ反発した


後にやや反落して揉み合いになりましたが、翌22日のNY時間序盤に


発表された米第3四半期GDP確報や米耐久財受注が市場予想より強い


結果になったことを背景に再び117.87へ反発する展開になりました。


その後、再び反落して、米コアPCEデフレータおよび個人消費支出な


どが市場予想より弱い結果になったことを背景に117.27へ下落する展


開になりました。その後、NY時間後半にかけて117円台後半へ戻しま


したが、その後、再び反落して、翌23日のロンドン時間に「118人搭


乗のリビア機がハイジャックされる、マルタに着陸。」との報道や、


「中国国家主席は6.5%成長目標下回ること容認する公算。」との報道


があるなか軟調傾向で推移して、NY時間に発表された米新築住宅販売


件数やミシガン大学消費者信頼感指数確報などは市場予想より強い結


果となるも117.13へ下落する展開になりました。その後、やや戻して


117.35レベルで週の取引を終えました。


 


さてドル円は、FOMC後に118.66の高値をつけて以来、高値を切り下げ


ていますが、押し安値は切り上げていて揉み合いとなっていて、クリ


スマス時期の調整が観られているようです。休むも相場と思いますが


トレードをする場合はこの時期特有の膠着と急に動意づいてはまた戻


すチョッピーな動きに注意していきたいものです。


また、26日は欧・米などの主要市場がクリスマスの振り替え休日等で


休場となりますので、所有しているポジションが一時的に成り行きで


決済ができない場合もありますので、取引している証券会社等のチャ


ートの稼働時間なども確認してお必要があろうかと思います。


そして、例年、欧米勢は本邦の年始休暇中に積極的に動いてくること


が多いですので年始の動きには留意したいものです。


 


 


<ユーロドル>


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは23日の高値1.0469


から22日のロンドン時間の高値1.0470を巡る攻防が注目されます。


ここを上抜けた場合は22日高値1.0499から1.0500の「00」ポイント


さらに上昇した場合は12日の安値1.0525、ここを上抜けた場合は14


日の高値1.0670を巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは23日の安値1.0426を巡る攻防が注目


されます。ここを下抜けた場合は1.0400の「00」ポイント、さらに


下落した場合は15日の安値1.0366から20日の安値1.0352、ここを下


抜けた場合は20031月第1週の安値1.0332、さらに下落した場合は


1.0300の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標では、対ドル通貨ペアとして、27


の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモンド


連銀製造業指数、28日の米中古住宅販売成約、29日の米新規失業保険


申請件数、30日のシカゴ購買部協会景気指数、などが注目されます。


 


 


先週のユーロドルは、週初19日に1.0441レベルで始まりロンドン時


間序盤に1.0479へ上昇した後にやや反落して伊中銀総裁の「QEはデフ


レ懸念の軽減に貢献している。経済状況が一段と悪化すればECBQE


の拡大・延長を検討。インフレ目標に向けた動きは極めて緩やか。」と


の発言もあるなか揉み合いながらも軟調傾向で推移して、その後、NY


時間後半に独連銀総裁の「長期間の低金利継続に警戒感。資産購入プ


ログラムの購入規模縮小はユーロ圏経済への信頼感示す。デフレはこ


れ以上は現実的問題ではない。資産購入プログラムには全く懐疑的。」


との発言に一時反発するも再び反落して1.04台を一時割り込む展開に


なりました。その後、1.04台前半へ反発しましたが、翌20日の日銀の


金融政策の発表および黒田総裁の会見を受けてドル円が反発したこと


に伴うドル買いを背景に再び1.04台を割り込み軟調に推移して午後9


時過ぎに週安値となる1.0352へ下落する展開になりました。その後、


切り返して、ドル円の反落に伴うドル売りも背景に揉み合いながらも


堅調傾向で推移して、22日のロンドン時間に欧ECB月報で「QEの規模


や期間は必要に応じて変えられる。QE期間の延長は金融緩和の程度を


維持するための調整。緩やかで着実なユーロ圏経済回復が進行してい


る。世界的な規模での余剰資源の影響でコアインフレが低下した。来


年にはヘッドラインのインフレは力強く上昇する見込み。」などが示さ


れるも、独連銀総裁が独誌のインタビューで「財政政策が強まり金融


引き締めが正当化される状況になっても、利上げを見送る圧力がかか


る事態を懸念。」との発言を背景に1.0470へ上昇する展開になりまし


た。その後、米コアPCEデフレータおよび個人消費支出など米指標が


市場予想より弱い結果になったことを背景とするドル売りに週高値と


なる1.0499へ一時上昇しましたが、その後、反落して、NY時間後半に


伊大手銀モンテ・パスキの「市場から充分な資金を得られなかった。


アンカー投資家が関心を示さず。増資計画は断念した。」とのは票があ


るなか1.04台半ばを割り込み揉み合う展開になりました。その後、


やや戻して、翌23日のロンドン時間に「伊政府がモンテ・パスキ銀へ


の公的支援を閣議決定。欧州委の承認が焦点に。」との報道があるなか


1.04台半ばで揉み合う展開になりました。その後、NY時間に1.0426


へ反落した後に発表された米新築住宅販売件数やミシガン大学消費者


信頼感指数確報などが市場予想より強い結果となるも1.0469へ反発し


て、その後、小幅な揉み合いになり1.0458レベルで週の取引を終えました。


 


さてユーロドルは、FOMC後に1.0366の安値をけて以来、20日に2003


年以来の安値となる1.0352へ下落しましたが、その後、緩やかに100


Pipsほど戻してクリスマス時期の調整が観られているようです。


ドル円と同様、休むも相場と思いますが、トレードをする場合はこの


時期特有の膠着と急に動意づいてはまた戻すチョッピーな動きに注意


していきたいものです。


また、23日に伊政府がモンテ・パスキ銀への公的支援を閣議決定しま


したが、その実行には欧州委の承認が必要とのことで、今後、欧州委


の決定が注目されます。そして、例年、欧米勢は本邦の年始休暇中に


積極的に動いてくることが多いですので、ドル円と同様、年始の動き


には留意したいものです。


 


 


 


 


■トレードと凡事のお話 その223


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第二百二十三話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。ドル円はFOMC後に118.66の高値をつけた後は


 欧米勢のクリスマス休暇も控えていることもあって


 さすがに上昇も一服して少し調整っぽい相場展開になったな...。』


 


 


「ふむ。そうであったのう...。溜口剛太郎殿。


 まぁ、ただ、4時間足などで観ると、高値はやや切り下げるも


 押し安値は切り上げていて、上昇トレンドが潰えたわけではなく、


 上げ一服の保ち合い相場といったところではなかろうか...。


 年末にかけては『休むも相場』の状況となるやもしれぬが、


 例年、欧米勢は本邦の年始休暇中に積極的に動いてくることが


 多いゆえ、来年初頭の相場が注目されるのう...。


 そして、120日のトランプ次期大統領の就任後の動きが


 注目の焦点になるのではなかろうか...。」


 


 


『さてところで...、ジイさん。今年もいろいな相場談義をしたが...、


 今年も暮れゆく2016年最後となる今日は何のお話だい?』


 


 


「ふむ...。溜口剛太郎殿には、オックスフォード英語辞典の


 ワード・オブ・ザ・イヤーにもなった『Post-truth』のお話や


 『AI(人工知能)と相場のお話』など、お話したいことが


 たくさんあるのじゃが...、今日は『美人チャートのお話』でも


 させてもらうとしようかのう...。」


 


 


『あははっ。ヘンテコリンなテーマだが...、


 まぁ、よろしい聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


 


 


「さて、ときに貴殿はこのような事を聞いたことはあるまいか...。


 『MAのゴールデンクロスやデッドクロス、そしてMACDRSIなど


  単一インジケーターの基本サインに全て従ってトレードしたなら


  利益となることももちろんあるが、通算の収支としては


  皆ことごとくマイナス収支となってしまう』というお話じゃ...。」


 


 


『うーん。出典は定かではないが、インジケーターの研究家が


 膨大な検証をして、その結論に至ったという話は


 どこかで聞いたことがあるぜ...。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。まぁ、『聖杯はない』という事でもあるのじゃが...、


 世に名だたるMAのゴールデンクロスやデッドクロスなどを


 全ての相場に適用するとナゼこのようになってしまうと思うかね。」


 


 


『まぁ、見方によってはMAのクロスで勝てるほど


 相場は単純で甘くはない、ということになるんだろうけど...、


 MAのクロスが稚拙で劣っている手法という事ではなく、


 オレ様は「場の適用の問題」なのではないかと思っているぜ...。』


 


 


「流石(さすが)じゃ...。溜口剛太郎殿。


 相場は常に一様ではなく、レンジとトレンドという2つの状態を


 うつろう『二重螺旋(らせん)構造をしている』ゆえに、


 たとえば、トレンド相場で適用すべきMAのクロスを


 レンジ相場で適用した場合や、また、レンジ相場で適用すべき


 RSIなどオシレーター系指標をトレンド相場で単純に適用すると


 負けトレードを増産する結果となってしまう場合があり...、


 つまり、場の適用ということを考慮せず、


 単純に単一の手法を全ての相場に無理に適用してしまうと、


 通算の収支としてマイナス収支となる、というワケなのじゃのう。」


 


 


『あははっ。ジイさんのよく使う例えで言うと、


 夏に涼しく心地よいタンクトップも冬では凍(こご)え、


 冬に暖かなダウンジャケットも夏では熱中症になっちまうからな。


 相場の手法でもそのときの状態、つまりシーズンという事を


 わきまえないとならない、というワケだな...。ジイさん。』


 


 


「さて、相場には、小さな陽線と陰線がランダムにひしめく状況や、


 ローソク足の実体部が小さく上下にヒゲのあるヒゲ毛虫の状況や、


 小幅な範囲で浮動のある上げ下げを繰り返す小幅揉み合いなど、


 見るからに汚く醜いチャート状況もあるものじゃが...、


 また一方、陽線(陰線)が美しいまでに連なっていて、


 そして相場は波を描くゆえ、ところどころで押し戻りはするも、


 その押し戻りもトレンドラインやMAでしっかり捕捉できる、


 見目麗しきチャートの状況というときもあるものでのう...。」


 


 


『あははっ。そのような状況が美人チャートというワケだな...。』


 


 


「ふむ。まぁ、そうじゃのう...。米大統領選挙後のドル円の日足や


 最近では豪ドル米ドルの4時間足などが美人チャートと


 呼んでも良いのではなかろうか...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『うん。ドル円なんかは過熱感も指摘されていたが...、


 確かに日足なんか見ると11月のチャートなんかはベッピンだぜ。』


 


 


「このような状況でこそ、MAなどトレンド系指標やトレンドラインが


 その真価を発揮する状況となるワケじゃが...、


 ときに溜口剛太郎殿。美人チャートが現れやすい状況には


 どのような要件や状態があると思われるかね。」


 


 


『うーん。まぁ、そうだなぁ...。


 何らかのファンダメンタルズ的な確たるインパクトがあった後に


 上げるにしても下げるにしても美人チャートが現れやすい、


 とは思うが...、美人チャートの特徴としては


 「MAがしっかり傾斜している」ということはあるんじゃないかな。』


 


 


「ふむ。なるほど...。では質問を替えよう。


 『MAがしっかり角度を保ち傾斜して陽線(陰線)が連なりゆく』


 その特徴や要件にはどのような事があると思われるかね。」


 


 


『うーん。MAがしっかり傾斜しているということは、


 価格がトレンド状態になったその結果、ともいえると思うが...、


 いったいどんな特徴や要件のときに美人チャートになりやすい、


 というんだい? ジイさん。』


 


 


「世の学者の中にはランダム・ウォーク理論を唱える人達はいるも、


 価格の動きは過去のそれまでのトレーダー達のポジションの


 影響をじつは少なからず受けていて、つまり、投機玉として、


 いつかは必ず反対売買で決済しなくてはならない玉があることで...


 これらの決済未然の建玉群をポジション・クラスターと呼ぶが...、


 それらの決済売買が、利確にしても損切りにしても、


 相場に影響を与えることになるワケじゃが...。」


 


 


『まぁ...、マーケットには既に建てられている玉は必ず存在するから


 その反対売買の決済は確かに価格の動きに影響を与えるだろうよ。


 上昇のブレークもその初期では売り方の損切りを食って


 成長するんだろうからな...。また、買い玉の反対売買の利確は


 上昇のブレーキとなることもあると思うぜ...。ジイさん。』


 


 


「ふむ。でじゃ...、現在の価格は過去の建玉...、まぁ、言ってみると


 現在の価格は過去の価格のしがらみの影響を受けているワケじゃが


 まぁ、相場には絶対はなく、あくまでも傾向という事になるが...、


 ローソク足のすぐ左横にローソク足がある状況では、


 価格(ローソク足)のしがらみが強く影響して、


 美人チャートになりにくい傾向があり...、


 しがらみとなるローソク足群を抜け出した後に


 美人チャートになりやすい傾向があるものなのじゃのう...。」


 


 


『あははっ。それってブレークアウトじゃないかよ。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。つまりそういう事でもあるのじゃが...。


 価格のしがらみ(ローソク足のしがらみ)という観点からは、


 比較的遠い過去の価格、つまり、ずーっと離れた左横の価格の


 その影響も受けることにはなるが...、


 ずーっと離れた左横ということは時間(日柄)が経過していることで


 重要なチャートポイントのその影響はある程度強く残存しても、


 時間(日柄)が経過した、つまり、時間調整した価格(ローソク足)


 その影響がかなり薄れゆく傾向があるものなのじゃのう...。」


 


 


『価格のしがらみ(ローソク足のしがらみ)や、


 そしてその影響における時間調整という見方は


 なかなか面白そうじゃないか...。


 たとえば大きめに下方ブレークアウトした後に戻りとなっても、


 戻りが売られやすいのも、時間調整が未然で、


 すぐ左横にローソク足がある状況で、


 価格のしがらみ(ローソク足のしがらみ)の影響を強く受けやすい、


 状況であったということで説明ができそうだぜ...。』


 


 


「ふむ...。なかなか言語だけの説明では難しいところがあるが...、


 価格のしがらみ(ローソク足のしがらみ)ということや、


 そして時間(日柄)調整、あるいはその未然ということは


 新たな視点とできるやもしれぬのう...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『美人チャートが価格のしがらみ(ローソク足のしがらみ)を離れたり


 過去に節目(チャートポイント)はあっても、時間調整を経ている


 場合などに現れやすいということは、どことなく、


 都会の人間関係のしがらみに似ているような感じだな...。』


 


 


「美人チャートは、都会の人のひしめくしがらみを離れ、


 過去の古い人間関係(ローソク足のしがらみ)


 時間調整で薄れ行くとき、現れやすいと言えるやもしれぬのう...。」


 


 


『チャートの美人は、ローソク足がひしめき、しがらみの多い


 都会嫌いの田舎美人なのかもしれないぜ...。ジイさん。』


 


 


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白い事を言うものじゃ...。


 2016年も暮れゆくが今年も貴殿とはたくさんのお話をしたのう...。


 ではまた、来年18日にお会いしようぞ。溜口剛太郎殿。」


 


 


『じゃぁ、また来年にな。風邪ひくなよ。ジイさん。』


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週...、ではなくて、また来年。



        

トレードと凡事のお話 その222

   投稿日 :16年 12月 18日 16:57

        

先週、注目の米FOMCではFF金利が0.25%引き上げられて、

ドットチャート中央値1.375%で年3回利上げ見通しになりました。







●今週(1219日から1223)のドル・円・ユーロの注目点


 


 


先週は、ドルインデックスが101.58で始まり堅調に推移して103.54


へ上昇した後に102.92で週の終値になりました。


10年債利回りは週レベルで2.597%へ上昇しました。


NYダウは週間86.56ドル上昇、19843.41ドルで週の取引を終える。


 


 


<ドル円>


 


今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは16日の高値118.41を巡


る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の118.66


さらに上昇した場合は122日の高値118.88から119.00の「00」、


ここを上抜けた場合は201565日から2016624日の76.4


戻しの119.48、さらに上昇した場合は120.00の「000」ポイントを巡


る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは16日の安値117.47を巡る攻防が注目


されます。ここを下抜けた場合は117.00の「00」ポイント、さらに


下落した場合は24NY時間の安値116.53、ここを下抜けた場合は


25日のロンドン時間の安値116.29、さらに下落した場合116.00


00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、19日の日通関ベー


ス貿易収支とイエレンFRB議長の発言、20日の日銀金融政策発表と


黒田日銀総裁の定例会見、21日の米中古住宅販売件数、22日の米耐久


財受注と米第3四半期GDP確報と米第3四半期個人消費確報と米第3


四半期GDPデフレータ確報と米第3四半期コアPCEデフレータ確報と


米新規失業保険申請件数と米個人所得と米個人消費支出と米コアPCE


デフレータと米景気先行指標総合指数、23日の米新築住宅販売件数と


米ミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


 


 


先週のドル円は、週初12日に115.41レベルで始まり前週末のOPEC


OPECとの15年ぶりの原油減産合意も背景にロンドン時間に116.12


へ上昇しましたが、その後、NY時間にかけて調整反落となって115


台を割り込み、114.73から115.47を範囲とする揉み合いが14日深夜


の米FOMC発表の直前まで続く展開になりました。


FOMCでは市場予想通り政策金利が0.50-0.75%に引き上げられて、


FOMC声明で「米経済は引き続き緩やかに成長。今後も緩やかなペー


スでの追加利上げを予想。労働市場のさらなる引き締まりが見込まれ


る。消費支出は緩やか。インフレ見通しは依然として低い。長期イン


フレ期待はほとんど変わらず。物価、世界経済と金融の動きを引き続


き注意深く監視。決定は全会一致。」などが示され、FOMCメンバー金


利見通し(ドットチャート)では「中央値が1.375%。3回の利上げ見通


し。」になり、FOMC経済見通しも9月時点から概ね上方修正されたこ


とで116円台へ上昇する展開になりました。その後、イエレンFRB


長の定例会見では「経済が著しく進展したと認識。インフレ率は2


に近づいた。雇用の状況は更に幾分改善すると予想。2%のインフレ目


標のコミットは変わらず。インフレ期待は抑制されている。9月と12


月の見通しは類似。経済の先行きはかなり不透明。緩やかな利上げの


み正当化すると想定。ドット・プロットは小幅な調整。財政政策の変


化は見通しを変える可能性。一部のメンバーは財政政策の変化を考慮


に入れた。税制の変化が生産性と投資を高める可能性。財政政策変更


の予想が金利見通しに影響した可能性。財政拡大は完全雇用には明ら


かに必要とされていない。」などが示されて、117円台に上伸する展開


になりました。その後も米10年債利回りの上昇を背景に揉み合いなが


らも堅調に推移して15日のロンドン時間に週高値となる118.66へ上


昇する展開になりました。その後、NY時間に一時117.66へ反落した


後に再び118.63へ上昇しましたが、その後、一時再び118円台を割り


込み118円台前半での揉み合いが続きました。その後、週末16日の


NY時間に118円台半ばへ反発した後に「中国海軍が米無人潜水艇を南


シナ海の公海上で拿捕。」とのロイターの報道を背景に117.47へ反落


して、その後、やや戻して117.98レベルで週の取引を終えました。


 


先週は、注目の米FOMCではFF金利が市場予想とおり0.25%引き上げ


られて、ドットチャートの中央値が1.375%になり、2017年は3回の


利上げ見通しになりました。


 


さて、ドル円は年末最大のビッグ・イベントのFOMCを経過して、心理


的節目の120円が目前ですが、先週末は中国海軍が米無人潜水艇を拿


捕するという事件が起こり冷や水を浴びせられた格好となりました。


今週は欧米のクリスマス休暇入りとなる週になりますので、手仕舞い


による利食い調整の動きにも留意しながら、引き続きドル円相場と相


関の強い米10年債利回りの動向、および日米株式市場の動向も観なが


らチャートの動きの事実を観てトレードしていきたいものです。


 


 


<ユーロドル>


 


今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは16日の高値1.0474


を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.0500の「00


ポイント、さらに上昇した場合は15日の東京時間の揉み合い上辺の


1.0523、ここを上抜けた場合は1.0600の「00」ポイント、さらに


上昇した場合は14日の高値1.0670を巡る攻防が注目されます。


一方、下落した場合は、まずは16日の安値1.0400を巡る攻防が注目


されます。ここを下抜けた場合は先週安値の1.0366、さらに下落した


場合20031月第1週の安値1.0332、ここを下抜けた場合は1.0300


の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


 


 


今週のユーロドル相場は経済指標では、19日の独IFO企業景況感指数


21日の欧消費者信頼感指数速報、23日の仏第3四半期GDP確報、など


が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、19日のイエレンFRB議長


の発言、21日の米中古住宅販売件数、22日の米耐久財受注と米第3


半期GDP確報と米第3四半期個人消費確報と米第3四半期GDPデフレ


ータ確報と米第3四半期コアPCEデフレータ確報と米新規失業保険申


請件数と米個人所得と米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米景


気先行指標総合指数、23日の米新築住宅販売件数とミシガン大学消費


者信頼感指数確報、などが注目されます。


 


 


先週のユーロドルは、週初12日に1.0532レベルで始まり1.0525へ反


落の後に前週末のOPECと非OPEC15年ぶり原油減産合意で原油先物


が上昇したことも背景に堅調に推移して、クーレECB専務理事の「デ


フレリスクは概ね消失。ただ、刺激策は必要。ヘリコプターマネーの


議論はしていない。ECBの金融政策は企業の投資を明らかに支援して


いる。」との発言もあるなか1.0652へ上昇する展開になりました。


その後、1.06台前半から1.06台半ばを範囲とする揉み合いになりま


したが、翌13日のロンドンフィックスに「伊銀最大手のウニクレディ


トが130億ユーロの増資や漁債権の売却を柱とする中期経営計画を発


表。」との報道を背景に1.0667へ上昇しました。その後、上げ幅を縮


小した後に再び小幅な揉み合いになりましたが、翌14日のロンドン時


間に1.0612へ反落の後にFOMCを控えたショートカバーも背景に反発


してNY時間後半にかけて週高値となる1.0670へ上昇してFOMCの発表


を迎えました。FOMCでは市場予想通り政策金利が0.50-0.75%に引き


上げられて、米FOMC声明で「米経済は引き続き緩やかに成長。今後も


緩やかなペースでの追加利上げを予想。(中略) 決定は全会一致。」な


どが示され、FOMCメンバー金利見通しのドット・チャートも「中央値


1.375%。3回の利上げ見通し。」になり、1.05台へ下落する展開に


なりました。その後のイエレンFRB議長の定例会見でも「経済が著し


く進展したと認識。インフレ率は2%に近づいた。雇用の状況は更に


幾分改善すると予想。」などが示されて1.05台を割り込み、その後も


10年債利回りの上昇に伴うドル買いを背景に軟調に推移して、翌


15日のロンドンフィックスにかけて週安値となる10366へ下落する展


開になりました。その後、切り返し1.04台を回復して、独IFO成長見


通しで「20171.5%に引き上げ(従来1.4%)」が示され、独連銀総


裁の発言もあるなか翌16日のロンドン時間に1.0472へ反発する展開


になりました。その後、再び反落してNY時間前半に1.0400へ下落し


ましたが、ロンドンフィックス過ぎに「中国海軍が米無人潜水艇を南


シナ海の公海上で拿捕。」とのロイターの報道を背景に1.0474へ上昇


する展開になりました。その後、やや反落して1.0451レベルで週の取


引を終えました。


 


さて先週は、その前週のECB政策金利とドラギ総裁の会見後の下落に


続き、年末最大のビッグ・イベントの米FOMCを経過してドル買い動意


を背景に2003年以来約13年ぶりとなる1.03台へ下落したユーロドル


ですが、下落傾向継続ながらも一旦の安値に到達したとの見方もある


ようで、今週は欧米のクリスマス休暇入りとなりますので手仕舞いに


よるショートカバーの動きにも留意しながらトレードしていきたいも


のです。


 


 


 


 


■トレードと凡事のお話 その222


 


 


前回からの続きのお話です。


 


 


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が


トレードでは当たり前なことこそが大切として、


「投資苑3」の中でこう語っています。


 


 


「相場には秘密があります。


 秘密がないということが秘密なのです。」


 


 


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは


いったいぜんたい何なのでしょうか...。


 


 


今回は「トレードと凡事」その第二百二十二話です。


 


 


それでは、はじまり、はじまり~。^^


 


 


 


『おい、ジイさん。先週はビッグ・イベントの米FOMCがあったが、


 ドル円が心理的節目120円にあと少しの118.66へ上昇したよな。』


 


 


「ふむ。そうであったのう...。溜口剛太郎殿。


 FOMCでは市場予想通りFF金利が0.50-0.75%に引き上げられ、


 米FOMC声明で『米経済は引き続き緩やかに成長。今後も緩やかな


 ペースでの追加利上げを予想。』などが示されて、


 注目のFOMCメンバー金利見通しドット・チャートでも


 『中央値が1.375%で、2017年は3回の利上げ見通し』になり...、


 そして、イエレンFRB議長の定例会見でもタカ派寄りの印象で


 また、ドル高懸念も示されず...、米10年債利回りの上昇も背景に、


 ドル円は118.66へ上昇する展開になったのう...。」


 


 


『過熱感はあっても、さらなるドル高観測が増えているようだが...、


 ドル円の今後の展開はどうなるのかねぇ...。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。確かなことは誰にも判らぬことじゃが、


 心理的節目の120円へのトライはあるのではなかろうか...。


 ただ、先週末の『中国海軍が米無人潜水艇を南シナ海の公海上で


 拿捕(だほ)』のような事件がいつ何時(なんどき)あるやも知れず、


 リスク管理だけは怠らずいたいものじゃのう...。


 また、米10年債利回りの上昇という裏付けはあるも、


 まだトランプ政権が始動したわけではなく期待先行によるもので、


 昨年12月のドットチャートで2016年利上げ見通しが4回であった


 のにもかかわらず2016年利上げが年1回となってしまったように、


 FEDの要人達の頭脳を集めてさえも予測が違うこともある事から...


 ドル円の先高観は根強く、IMM通貨先物でも円の売り越しが


 急増しておるが...、『相場は大勢が困る方へと動く』という


 皮肉なこともあるゆえ、予想や決め打ちでトレードすることなく、


 チャートの事実をしっかり観てトレードしていきたいものじゃ...。」


 


 


『さてところで...、ジイさん。今日は何のお話だい?』


 


 


「溜口剛太郎殿にはまだまだお話したいことが沢山あるが...、


 今回は、『選択のお話』でもさせてもらうとしようかのう...。」


 


 


『まぁ、よろしい。聞いてやるとしようじゃないか...。』


 


 


「我々トレーダーがマーケットに参入するに際して、


 トレーダー側でコントロール可能で自在に出来ることは


 恐らくは3つだけではなかろうか...。溜口剛太郎殿。」


 


 


『それはいったい何だい? ジイさん。』


 


 


「それらは...、『トレードするかしないかの選択』と


 『損切り幅の選択』と『建玉数』の3つだけと思われるが...、


 どのようなものじゃろう。溜口剛太郎殿。」


 


 


『まぁ...、リスク・リワード比をあらかじめ決める事もできるが...、


 そして、通貨ペアの選択もトレーダー側で自在に出来るとしても、


 いくら利益を得れるかはマーケットの状況次第のところもあり、


 100Pips目指してもその途中でマーケットが切り返すこともあって


 利益のコントロールについては事実上、可能とは言えず...、


 トレーダー側がマーケットに対して意のままに出来ることは


 突き詰めると「トレードするかしないかの選択」と


 「損切り幅の選択」と「建玉数」の3つだけ...、


 つまり、トレーダー側で自在にできることは


 執行の選択と資金管理とリスク管理だけ、


 ということになるのかもしれないよな。ジイさん。』


 


 


「で...、溜口剛太郎殿に思考実験としての質問じゃが、


 とある変則ルールのトレード・コンテストがあったとしょう...。


 そのトレード・コンテストでは勝者に豪華景品が用意されているが


 資金量および建玉数はコンテスト上では皆同一で、


 『合計で100Pips損失となったら即退場』という変則ルールのもと


 総合獲得Pipsを競っていくことになるワケじゃが...、


 溜口剛太郎殿ならどのようなトレード戦略を取られるかね?」


 


 


『その変則的なルールのトレード・コンテストでは、


 資金量および建玉数が同一ということであれば、


 トレーダー側は、「トレードするかしないかの選択」と


 「個々のトレードにおける損切り幅の選択」という


 2つの選択肢が与えられる事になるというワケなんだろうけど...、


 ルールの規定内で損切り幅を大きく取るほど勝率が上がる


 その可能性はあっても...、合計でMAX100Pipsまでの損切り規定を


 1回のトレードに賭けてみるのは良い戦略に思えないから...、


 オレ様ならば、損切り幅を浅くしてでもトレードチャンス(回数)


 多くなるようなトレード戦略を取ると思うぜ。ジイさん。』


 


 


「ふむ...。もう少し具体例で説明してくれんかのう。」


 


 


『あははっ。ジイさん、あんたも話の要領を得ない人だな...。


 オレ様なら、合計でMAX100Pipsまでの損切り幅の規定ならば、


 例えば、1回のトレードに賭けて、勝率は高くなるとはしても


 コンテスト規定上の100Pipsの損切り幅を一度に目一杯使って


 トレードするようなことはしないで...、


 例えば、そうだなぁ...、損切り幅を浅くすると、


 しばしば負けて勝率も劣ることにはなろうけれども...、


 「勝率が10分の1になるワケじゃなし」、


 合計でMAX100Pipsの損切り規定というコンテスト・ルールにおいて


 「例えば、個々のトレードでの損切りを10Pipsとして、少なくとも


  合計100Pips損切り幅でトレードに10回トライアルできるような


  トレードチャンスに期待する選択」をするだろうということさ。』


 


 


「で...、合計MAX100Pipsの損切り規定で10回トレードするとして


 どのような場面でトレードされるのかね? 溜口剛太郎殿。」


 


 


『まぁ、そうだなぁ...。小幅揉み合いやヒゲ毛虫の状況のような


 浮動のある状況ではトレードをしない選択をするだろうし...、


 そして、単に浅いストップでトレードするという事ではなく、


 合理的な意味でもストップが浅くできるように、


 チャートポイントに価格が来るのを待ち「引きつけたり」、


 また、「だろうの見込みでトレードすることなく」、


 そして、「待ち過ぎ出遅れにならぬよう」に注意しながらも、


 「想定方向への価格の動意を確認してから」執行するだろうよ...。』


 


 


「ふむ。なるほどのう...。流石じゃ、溜口剛太郎殿。


 でじゃ...、これは変則的なルールのトレード・コンテスト上の


 話ではあるが...、通常のトレードにも相通じるところが


 あるやにも思われるがどのようなものなのじゃろうのう...。」


 


 


『えっ? あぁ、そういうことか...。ジイさん。


 変則的なルールのトレード・コンテストのみならず、


 通常のトレードでも相通じるところがありそうだな...。』


 


 


「ふむ...。トレードにおいて良い手法を得ることが大切なのは


 当然の事とはしても...、トレードにおける選択とは、


 『損小利大を目指し、よくない状況でのトレードを排除していく』


 つまり、トレードにおける選択とはそういう事なのじゃのう...。」


 


 


 


 


なーんちゃって。


 


またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


 


 


ではまた来週。